一級建築士試験、資格学校利用者は語る。

一級建築士試験

今回のLA(Life with Architimes)は、一級建築士試験を受験するにあたって誰もが考える二択。

独学受験 or 資格学校利用

この二択について独学受験と資格学校利用の両方を経験した自分の率直な意見を書いていきたいと思います。

いきなり結論から言うと、合格したいなら絶対資格学校に通うべき!

「そんなの当たり前だろ、」と思ってくれる方は迷わずそのまま申込みして下さい。

金銭的な事情で入れない方もいると思いますが、私が通っていた専門学校の先生言わく

一級建築士になりたいんだったら借金してでも資格学校に入りなさい。

当時は正直、大袈裟な事言ってるなー

くらいに思って聞いていましたが、今なら分かる、先生は正しかったと。

お金は後からでも取り返せますが過ぎてしまった時間を戻す事はできません。

一級建築士は試験が終わったら終わりではありません、試験が終わったとこからがスタートなんです、スタートは少しでも早い方が良いと思いませんか?

なので私は、資格学校に通うか悩んでいる方には必ず資格学校に入ることをお勧めします。

なので、ここからは資格学校に通うか悩んでる方の背中を押す為に、

[学校に通うメリット、私が日建学院を選んだ理由]を書いていきます。

まず、学校に通うメリットなんですが、教材や授業内容に関しては、メルカリで中古を安く手に入れる事も出来るし、Youtubeで検索すれば試験の解説動画や講義形式の動画等もあり試験範囲の大体は網羅できるくらい情報に溢れていますので学校なんて必要ないかとも思いますが、私が一番大切だと感じている学校に通うメリットは、一級建築士試験は長期戦だという点において必要となる。「メンタル面」「計画と管理能力」が学校に通う事で解決できるという部分だと思います。

[メンタル面]

周りの頑張ってる姿を見る事で湧き上がる競争心や、当たり前のように出される宿題をこなさなければいけないという義務感や、お金を払っている事によって生まれる強い責任感などを感じてやる気を維持することが出来る。独学でも自分に甘えずやれる人は良いかと思いますが、それがとても難しいのが一級建築士試験なのです、私は独学の際、中だるみによる空白の1カ月間が生まれてしまいました….。

[計画と管理能力]

一級建築士試験は長い闘いなので、しっかりとした勉強計画や現在の自分の実力をしっかり把握する事がかなり重要になります。その点では、各学校それぞれのメソッドがありそれに基づいた合格する為のカリキュラムと、自分の立ち位置を把握できるように毎週の小テストや定期の学習カウンセリングなどがあり、素人の考える計画とは違ったより大きな枠組みでの計画と管理を学校側がある程度やってくれます。私が独学の時は全部の範囲をこなす事は出来ていましたが、理解度の確認が出来ていなかったのと、苦手分野に対する対策が不十分なまま気が付いたら試験当日になっていました。

この2つの点はなかなか自分でコントロールするのが難しいんですが、しっかりとコントロール出来なければ合格が遠のいてしまうポイントだと思うので、そこを学校に通う事で解消出来るのなら、お金を払う価値は十分あると思います。

続いては、学校選びのポイントで、

私が日建学院を選んだ理由についてですが、

一級建築士試験の資格学校と言えばツートップの総合資格学院日建学院がありますよね、そして最近では、大手TACも頭角を現しているとおもうのですが、

私は総合資格学院日建学院の二択で悩んでいましたが、現在は日建学院に通っており、最終的に決めるにあたって3つのポイントがありました。

・受講料

受講料についてですが、様々なコース等ありますが、基本的に髙い順で並べると総合資格学院日建学院TACという順番になると思います、詳しい金額は各校のホームページにて確認頂ければ良いと思いますが、受講料を考える際に気になるのが各学校の雰囲気や実績が金額に見合っているのかどうかだと思います。

N学院に関しては、私が通ってみて感じたのは、社会人の方が多く基本的に静かで落ち着いた印象があり、授業の合間などは社会人が多いだけあってみんな疲弊しており机に伏せって仮眠をとっている人が殆どでした。

授業後は、基本的にみんな直ぐ帰りますが2割位の人は残って自習や宿題をしています。宿題は基本大変ですが、まじめにやっていれば大した量ではないように感じました。(法規の宿題は時間が掛かるので結構大変だった…)

基本的に授業は全て、録画された映像を教室でみんなで見るスタイルなのでライブ授業が良い人には合わないと思います、しかしこの授業の内容は、学校の自習室で何度も繰り返し見る事が出来るので、授業中聞き逃してしまった部分や、理解できなかった部分を自分のペースで見返す事が出来るし、模試前になると、講義映像が学校外でも視聴できるように、公開されたりもするので、一回で理解できないタイプの自分には、心強いスタイルだった。

しかし細かい疑問や、講義では触れていない部分においても、法規と構造に関しては、授業後の自習時間にフォローしてくれるアシスタントの先生がいて、親身になって答えてくれるのでそのあたりも問題ないかと思いました。

あと本番試験の少し前から始まる直前対策講義は、かなりスパルタですが、確実に点数が上がるので、絶対受講すべきだと思います。

以上のN学院の雰囲気や授業のスタイルが個人的には、かなりコスパが良く自分には合っているかなと思いました。

・法令集及び教材

法令集に関しては、「法規を制する者は試験を制す」というくらいのウェイトを占める法規科目において、唯一持ち込みを許された我々受験生にとって、命の次に大事な相棒となる存在なので、かなり重要な要素になっているのですが、私が初めて受験した際は、ネットで色々調べて評判の良かったTACの法令集を選んで使いました。とても見やすくインデックスも分かりやすく引きやすかった印象がありますが、個人的には、冊子としてのデザインが気に入らなかったというのがあります。二冊に分かれており、それを分ける際に背表紙がどうしても汚くなる点が特に気に入らなかったです。

そんな事もあり、2年目はどの学校の法令集を使いたいのかを考えて、一番シンプルでデザイン的に好きな日建学院の法令集(通称:オレンジ本)にしてみました。

正直見やすさは、TACの方が良かった気もしますが、日建学院の方が明らかに愛着があり満足しております。正直使い勝手は、カスタマイズ次第で自分で育てていけば、その法令集が一番になると思うので、私は、ジャケ買いみたいにデザインで選んでも良いんじゃないかと思います。

教材に関しては、独学の時に日建学院の教材の中古をメルカリで安く買い使っていたので、ほかの教材に変えたくなかったという思いが一番大きかったと思います。

・小野川先生

小野川先生とは日建学院の名物講師であり、構造を担当する先生なんですが、

私が最も苦手とする科目が構造なので、構造の授業は解りやすくて興味が持てるような面白い先生が良いなと思っていたのですが、日建学院の学校説明会で小野川先生に初めて生で会った時、靴を脱いで靴下で教室を走り回っていたり、節々に顔を出す強烈なクセに衝撃を受け、こんな変わった人に教えてもらえたら構造も楽しくなるのではないかと思えたのが大きかったです。

(噂によると小野川先生は、元々総合資格学院でも教鞭をふるっていたそうです。)

以上の3つのポイントがあったので、私は、日建学院を選んで通っています。

総合資格学院TACに関しては、自分自身通っていないし、適当なことは書きたくないのであまり触れませんでしたが、最終的に大事なのは、何処を選ぶのかというより、選んだ学校を信じてしっかりと諦めずに最後まで学校のカリキュラムをこなしていく事と、通った学校の制度や先生等を上手く使いこなすことだと思います。

この記事を読んで、誰か一人でも独学か学校に通うのか悩んで居た方の背中が押せたらいいなと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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